リハデイ吉木

作業療法士の食事訓練

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それ以外に気を付けた援助のポイント
①援助者はご本人の視野に入らない。
 とても優しい方なので、こちらが笑顔なら、この方も満面の笑顔で接していただけます。が、今は食事の時なので、援助者の顔に注意がそれてしまうのを防ぐため、視野には入りませんでした。
②スプーンを持つ手を包むように援助する。
 スプーンを持っている。操作している。という感覚を強く感じ、食事に集中していただきたいこと、スプーンを操作しようとしているご本人の意思が感じやすいように、私はこのように援助しました。
③目の前に座らない、話しかけない。
 できなかったことができた時、一緒に喜びたいのはやまやまですが、ぐっとこらえます。ご本人としては、できて当たり前という感覚の方もいらっしゃいます。へたに褒めて、自尊心を傷つけることは避けます。声をかけるとすれば、「おいしいですね」と声をかけ、食事をしていること、味覚・嗅覚の刺激に集中を促すことぐらいでしょうか。

とまぁこんな感じでした。
認知症は進行します。進行して、道具が使えなくなってしまってから介入しても難しいことも多くあります。ですので、早めに開始できてよかったです。
 その他の写真 
認知症の方はごはんが食べられなくなる?
作業療法士が、このように介入しました。
仮説を立てました。
検証。
やりました。
次の一口は?
それ以外に気を付けた援助のポイント

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