リハデイ吉木

作業療法士の仕事

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完成(左手)
この方は、この時、左右の手で書いた字を見比べて初めて、”これから字は左手で書いた方がいいな”と感じたそうです。

実は高次脳機能障害には、失行や脳梁離断症候群など、片方の手だけに出てしまう症状もあります。

お箸を使ってご飯を食べてるこの方を、傍から見ているだけでは、決してこのことに気づくことはできません。
同時に、この方がどういったことに悩み、困っているのかも、もしかしたら気づけないかもしれません。

この方の場合、
右手でうまく書けないことは、”何をやってもうまくいかない”
という自分へのマイナス感情を強くしていました。
 その他の写真 
当デイではノートを使っています。
右手でお箸を使って食事できます。
右手ではうまく字がかけません
完成(右手)
次は左手で書いてみました。
完成(左手)
自分では絶対に気づけない。

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