最小限の補助で楽しく自立。
最後にピンセットタイプのバネ箸、楽々箸です。
作業療法士お手製の箸で問題となった、バネの力は弱く、軽い力でつまむことが出来ます。
こちらの箸でも上手につまむことが出来ました!
「軽い力で箸を閉じる事ができる」という違いだけで、楽につまむことが出来たのです。
そして、先ほどの“箸ノ助”と比較して、下の箸を固定して上の箸でつまむといった、正しい箸の使い方に近い動作ができておりました。
必要以上の介護は、本人の能力が落ちる可能性がある、とよく聞きます。
自助具も同じです。本人の能力に合わせて、最小限の補助で達成できる物を選定することで
その人の能力を高められるだけでなく、満足度にも繋がると考えます。
「この箸使って、焼き肉でも食べに行こうかね。」
笑いながらティッシュをひっくり返したり、消しゴムを食べるそぶりをみせてくれた
利用者さんの笑顔はとても輝いておりました。ご馳走様です。