自分では絶対に気づけない。
元々左利きだったとはいえ、幼少期に右手に矯正した方が、
まだ使える右手で書かずに、左手で書いてみるなんてことは、ほぼ、ありえません。
脳の機能的役割とネットワーク、高次脳機能障害などを勉強してて良かったな~と感じた瞬間でした。
字か書けなかったこの方が、
他人が読めるぐらいの字がかけるようになるまでに要した時間 20分
もちろん、いつもうまくいくわけではありませんが、
本当に、こんな瞬間に立ち会うために仕事をしているんだなと感じます。
そして、このことは、鋏や包丁など趣味や役割での道具の使用へと広がります。
危ないから、座っていないといけない。
上手くいかないから、役割を与えてもらえない。
病気を患ってしまうと、そういう現実と闘いながら生きていかないといけないことが多いです。
そして、”仕方ない”とあきらめてしまう方を見かけることも多いです。
でも、誰でも自分の親や子供にそういう想いはして欲しくありませんよね?
だからこそ私たちは、利用者の方々が自分らしく過ごせるように、今からでもできることを必死で探しています。