椅子の下に台を置き、浴室に高さを合わせる。そして、すのこも高くして、全体の凹凸をなくす。
まず、市販のすのこを5㎝程底上げし、浴室と踏み面の凹凸を無くしました。
そして自作の15cmの台です。椅子は台の上に固定できます。
持ち運びも別々にできるので、かさばらないし、重くもありません。
この台を、こう使います。
①車いすで脱衣所に入る。
②浴室手前の縦手すりを持って、介助で立ってもらう。
③その間に車いすをどけ、台+椅子を浴室近くに設置する。
④台+椅子の上に腰かけてもらい、着替えを援助する。
⑤台+椅子を浴室近くに滑らせ、浴室入口の踏み面に両足を載せて立ってもらう。
⑦浴槽横のシャワーチェアに乗り移る。
よく作業療法士は病院でも立位や更衣訓練をしますが、
こういった高い椅子に座っての更衣などは、また一味違います。
高い椅子での座位バランスやそこからの立ち上がりは事前に練習してましたが、
③一度立ち上がると車いすの代わりに椅子を持ってくるまで(30秒以上)座れませんし、
④更衣中は体のあちこちを動かしますので、バランスが崩れやすく、少し不安定になります。
だから、ご本人は、模擬練習以上に頑張ります。
⑤では、しっかり前にかがまないとお尻が持ち上がりませんし、
浴槽横のシャワーチェアまで少し遠いので、麻痺してない方の素足を軸に、身体を回転させるのも良い練習になります。