この方、麻痺をして30年です。
50代で右手足が完全に麻痺し、30年。
半身で子育てをして、最愛の人を見送り、年を重ねるごとに動きにくくなる体。
筋力はつかない。食欲も出ない。おしっこは近い。
重い右半身を、左半身で引きずるようにして毎日過ごします。もの忘れも増えます。
そのような状況にもかかわらず「両手両足の使える職員がいるのに、運びやすいようにわざわざひもで縛る」
それが思いやりなのか、ご本人の作業なのかはわかりませんが、
いつもこの瞬間、猛烈に感動します。
これをすごいと言わなくて、何と言う?